掲載日:2019年11月01日
1862年11月3日(文久2年9月12日)、岩倉具視に、過激な尊王攘夷派による命の危険が迫ります。岩倉は剃髪して逃亡することを義父や妻、子供らに事情を説明しますが、義父・具慶はなかなか剃髪することを許しません。そうこうしているうちに叔父・靖翁が依頼通りにやって来、西加茂霊源寺へしばらく移り住む手筈が整ったと知らせて来ました。剃髪を済ませ、袈裟を借りて僧侶の姿に身をやつし、夜陰に紛れて霊源寺へと急ぎます。この後、西芳寺、岩倉へと移り住み、都合5年間の苦難の生活が始まります。遠い夜明けを夢見た旧宅を是非ご観覧ください。