掲載日:2020年05月01日

1867年5月24日(慶応3年4月21日)、十津川郷士・前田雅樂が一人の人物を連れて、旧宅に訪ねてきました。その人物の名前は石川清之助。彼は同郷の橋本鉄猪(大橋慎三)から岩倉具視の人柄を聞き、その人物を見極めにやって来ました。彼は岩倉と話して、その遠大な視野と大きな器量に心服し、意気投合します。彼は紹介した橋本鉄猪に、公家の中であれだけの人物を見たことがない、この人と出会えたことは天佑だと感謝します。石川清之助、本名は中岡慎太郎。こののち、岩倉と中岡は一致協力して倒幕に向かいます。