岩倉具視幽棲旧宅、夏の風物詩「氷柱」
2024年8月3日(土)、当施設毎年恒例の夏の風物詩、「氷柱」のしつらえを行いました。
電気や冷蔵庫の無い時代、氷は超高級品でした。朝廷の主だった人物などが夏場に病気になった際に天皇からお見舞いの品として送られる例があり、明治一六年(一八八三)七月の岩倉具視が亡くなる直前にも明治天皇からお見舞いの品として氷が送られました。その逸話に因んで、毎年この時期の一日だけ、氷柱のしつらえを行っています。
主屋に飾られた氷柱は、当日来場された方に目でも涼を感じていただけたことと思います。