「くずし字を読んでみよう(古文書講座 初級編)」第4回
くずし字を読んでみよう(古文書講座 初級編)、全6回の講座のうち、今回は第4回です。
今回のテーマは、「ひらがなを読んでみよう(2)」。『都名所図会』の「北岩倉大雲寺」の箇所を前回に引き続いて、みんなで読みました。『都名所図会』は、江戸時代に発刊された、京都の当時の観光名所を記した、現在でいうところのガイドブックにあたります。著者の秋里籬島によって、現地へ赴いて取材して記され、かつ、取材の際には絵師を帯同して現地でスケッチをさせており、当時の情報や現地の状態を忠実に記してあるので、江戸時代の旅人たちが「この景色が見たい!」といって現地に行くと、実際にその景色が見ることが出来る、という仕組みになっていました。
『都名所図会』は、ほとんどの漢字にふりがなが付されているため、ひらがなの勉強にはぴったりのテキストです。参加された皆さんは、慣れないひらがなのくずし字に四苦八苦しながら、内容を読み解いておられました。
次回開催は10月5日(土)のため、少し間が開いてしまいますが、暑い夏を元気に乗り切って、また集まって来てくれることを期待しています。