オンライン歴史講演会「幕末の京都所司代」

2024年8月24日(土)にオンライン歴史講演会「幕末の京都所司代」を開催いたしました。

当日お話しいただいたのは、上村香乃氏(高知県立坂本龍馬記念館 学芸員)。

幕末維新史はどうしても薩摩藩や長州藩、土佐藩、会津藩、新選組などの著名な志士たちが活躍する団体の動向に注目されがちですが、今回のお話しでは、京都所司代の成立やどのような役割を京都で果たしていたのか、幕末での動向、京都守護職の成立までを判りやすくお話しいただきました。

次回の開催は2025年2月を予定しておりますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

オンライン歴史講演会「岩倉具視を知るー岩倉具視没後140年ー」

 毎年春、秋に実施しております歴史講演会について、今回はオンラインでの開催の運びとなりました。

 2024年2月10日(土)に開催した今回に登壇されたのは、明治維新の専門の博物館施設である霊山歴史館で長年、学芸員をされてきた木村幸比古さん(霊山歴史館 学術アドバイザー)。「岩倉具視をめぐる人びと―その理想国家とは―」という演題で登壇いただきました。

 木村さんは当施設内の資料館「対岳文庫」に収蔵されていた「岩倉具視関係文書」の調査を担当された方です。当該史料は現在国の重要文化財に指定されています。当施設所蔵の史料を隅々まで見られた経験を踏まえ、また岩倉家のご子孫との交流から知りえたさまざまなお話をしていただけました。

 講演後も、参加者のみなさまから活発なご質問があり、非常に好評のうちに終了しました。