掲載日:2020年04月20日

1872年4月1日(明治5年4月1日)、岩倉具視は使節団の旅程でアメリカにいました。滞在しているワシントンでは気温が既に30度近くになっていて暑いくらいであることや、次男の具定がニューヨーク・サンフランシスコ間の移動の際に体調が悪くなったことなど、家族へ近況を報告します。また前年に行われた廃藩置県の影響で職種を変えることを余儀なくされた人々への心配りをするなど、海外にいても身近な人々への思いを胸に海外での使命を果たしていました。